薬屋のひとりごとでかんざしの意味は?園遊会での壬氏や猫猫の行動の真意

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2023年10月よりアニメ放送開始の『薬屋のひとりごと』。

『薬屋のひとりごと』は、猫猫が事件を解決していく様子も面白いですが、壬氏や猫猫など登場人物の恋愛模様も見どころの1つですよね。

『薬屋のひとりごと』では、”園遊会”という皇帝主催の会で簪(かんざし)が登場するのですが、そのかんざしにはどんな意味があるのでしょうか?

  • 『薬屋のひとりごと』で、かんざしにはどんな意味があるのか?
  • 園遊会で、猫猫にかんざしを渡した男性の真意は?
  • 園遊会でのかんざしを受け取った猫猫の真意は?

について調べました!

『薬屋のひとりごと』で簪(かんざし)にはどんな意味がある?

『薬屋のひとりごと』の中で、園遊会という催し物のシーンがあります。

園遊会とは、年に2回行われる皇帝主催の食事会のことです。

この園遊会では侍女たちが普段はお目にかかれない官吏とも出会える、現代でいう婚活パーティーのような場にもなっています。

このイベントの中で、簪(かんざし)を渡すというならわしがあります。

園遊会で重要なキーアイテムとなるかんざし。

このかんざしにはどのような意味があるのでしょうか?

『薬屋のひとりごと』に出てくる簪(かんざし)とは何?

簪(かんざし)とは、日本発祥のもので、髪をまとめたり、飾りとして使われる伝統的な装飾品です。

また、お守りや魔除けのようなものとして身に着けていたという説もあります。

現代でも、着物をはじめとした和服に合わせて使用している方もいらっしゃいますね♪

では、『薬屋のひとりごと』で登場するかんざしにはどのような意味があったのでしょうか?

『薬屋のひとりごと』で簪(かんざし)にはどのような意味が込められている?

『薬屋のひとりごと』で登場する簪(かんざし)には、次のような意味があったと推測できます。

  1. 身元保証人(マーキング)としての意味
  2. 優秀な人材を引き抜くという意味
  3. 求婚の品という意味

では、どうしてそのような意味を持つのか、園遊会の様子から考えてみましょう。

『薬屋のひとりごと』の簪(かんざし)の意味①身元保証人

『薬屋のひとりごと』で簪(かんざし)が意味するもの、1つ目は”身元保証人”です。

それは玉葉妃とのシーンから推測できます。

園遊会に向かう前、猫猫たち侍女は、玉葉妃から「変な虫がつかないようしるしをつけておかないと」とかんざしや首飾りなどの装飾品を受け取ります。

この玉葉妃の言葉から、かんざしは、これを身に着けている侍女の身元が「玉葉妃に仕える者」だと周りにわかるようにする、いわばマーキングのような存在だと考えられます。

玉葉妃の侍女とわかれば、周りも下手に手出しや悪さはできないですよね。

このかんざしは、玉葉妃から大切な侍女たちへ送られたお守りでもあったのではないかなと思います。

ただし、『薬屋のひとりごと』の中でのかんざしは、この身元保証人の意味だけではなさそうです。

『薬屋のひとりごと』の簪(かんざし)の意味②優秀な人材を引き抜く

『薬屋のひとりごと』で簪(かんざし)が意味するもの、2つ目は優秀な人材を引き抜く、つまりスカウトする意味です。

それは、園遊会の幕裏で、かんざしの受け渡しの場面を見た猫猫と、その時の桜花(インファ)との会話から推測できます。

猫猫は桜花から、かんざしを渡すのは優秀な人材を引き抜く・勧誘する意味を持つことを聞きます。

猫猫は、猫猫の看病のおかげで病から回復した梨花妃(リファ)からもかんざしをもらっていて、その簪を見た玉葉妃が「私だけのものではなくなってしまった」と言っていました。

この玉葉妃の言葉からも、かんざしは、身元保証人(マーキング)の意味もありながら、優秀な人材を引き抜くという意味も持ち合わせていそうですね。

また、「猫猫は玉葉妃のものだけではない」という梨花妃からの牽制の意味もあったのではないかと考えられます。

ただ、この会話の中で桜花は、最も重要な”かんざしの意味”を、「まあ違う意味もあるんだけどね♪」と曖昧な表現でほのめかし、猫猫に明言はしてくれていませんでした。

『薬屋のひとりごと』の簪(かんざし)の意味③求婚の品

『薬屋のひとりごと』で簪(かんざし)が意味するもの、3つ目は”求婚の品”です。

園遊会で侍女たちが浮足立っているのも頷けますよね。

日本でも、江戸時代には、男性が女性にかんざしを渡すのはプロポーズを意味することだという説もあるようです。

『薬屋のひとりごと』の中で、はっきりと明言されたわけではないのですが、前述した玉葉妃からの「変な虫がつかないように」という言葉は、身元保証人という意味もありながら、結婚する=侍女を辞める、なんてことにならないでねといったメッセージも込められていたのではないかと推測できます。

侍女を辞めることになるのは、結婚するときくらいですからね。

また、園遊会での桜花の意味ありげな言葉と表情からも、恋愛に絡む要素があるのではないかということがわかります。

ただ、恋愛に疎い猫猫は、かんざしが求婚の品であることには全く気がづいていませんでしたが…(笑)

そして、猫猫はかんざしをもらえる=後宮を出られるという、ある意味勘違いをしてしまいます。

後宮を出られるというのは、つまりは結婚を意味するのですが、猫猫はかんざしをくれた人物が身元保証人となってくれて外に出られるのだと思い込んでしまうのです。

いつも難事件を解決する猫猫の推理力には驚かされますが、恋愛のことになると急に疎くなってしまう猫猫がもどかしくもあり愛おしいですね(笑)

『薬屋のひとりごと』の園遊会で、猫猫に簪(かんざし)を渡した真意は?

『薬屋のひとりごと』の園遊会で、猫猫は2人の男性から簪(かんざし)を受け取ります。

その人物とは、

  • 李白
  • 壬氏

の2人です。

彼らが園遊会でかんざしを猫猫に渡した行動には、どんな真意があったのでしょうか?

『薬屋のひとりごと』の園遊会で、李白が猫猫に簪を渡した真意は?

『薬屋のひとりごと』の園遊会の中で、猫猫は初対面の李白から、「お嬢さん、これをどうぞ」と簪(かんざし)を渡されます。

初めて会うのにいきなりかんざしを渡されるなんて、かんざしの意味を知っていたら驚きますね。

ただ、この李白はたくさんのかんざしを持っていて、出会った侍女みんなにかんざしを配っていたようです。

日本でいう義理チョコのようなイメージですね(笑)

李白は挨拶代わりにかんざしを配り、相手が好意をもってくれて、自分も好みだったらデートしようと思っていたのではないかなと思います。

そんな手当たり次第にかんざしをあげていた李白は、自分でも誰にあげたのか覚えていなかったようです(笑)

猫猫は、そんな李白が大量にかんざしを持っているのを見て、みんなに配っているのだろうと思い、初対面ながら警戒することなくかんざしを受け取ったのでした。

つまり、李白は猫猫に特定の意味を込めてかんざしを渡したのではないと推測できます。

『薬屋のひとりごと』の園遊会で、壬氏が猫猫に簪を渡した真意は?

『薬屋のひとりごと』の園遊会の中で、猫猫は壬氏からも簪(かんざし)を受け取ります。

壬氏は、園遊会の前に玉葉妃のもとへ挨拶に行き、猫猫たち侍女のもとにも姿を見せます。

普段、猫猫があえてそばかすの化粧をしている理由をここで初めて聞き、自身のこれまでの言動を申し訳なく思った壬氏。

猫猫に「申し訳なかった」と謝り、照れた表情でかんざしを猫猫の頭にさし、「やる」と言ったのでした。

壬氏から渡されたかんざしを、猫猫は”本当の意味”がわからず、そのまま受け取ります。

周りの侍女たちは羨ましがっていますが、男性から、それも壬氏からかんざしをもらえたら女性はみんな嬉しいですよね。

玉葉妃には「早速約束を破ったのね」と言われてしまいましたが(笑)

これは推測ですが、壬氏の「申し訳なかった」という言葉とかんざしを渡した行動の中には、無理やり連れてきて悪かった、自分と結婚して後宮から出ようというメッセージが込められていたのではないでしょうか。

当の猫猫本人にはそのメッセージが全く伝わっていなかったのが残念です。

2人の恋愛関係が進展するのはまだ先になりそうですね。

『薬屋のひとりごと』の園遊会で、簪(かんざし)を受け取った猫猫の真意は?

『薬屋のひとりごと』の園遊会の中で、猫猫は結局、多くの女性たちが待ち望んでいる簪(かんざし)=求婚の意味をわかっていませんでした。

かんざしを受け取った猫猫は、その”意味”を聞いてどうするのでしょうか?

園遊会でもらった簪(かんざし)の本当の意味を知らず喜ぶ猫猫

簪(かんざし)をもらった猫猫は、小蘭から「じゃあ後宮から出られるんだね」と言われ驚きます。

かんざしをくれるということは、あなたの身元を引き受ける、つまり、結婚をして後宮を出ることなのですが、猫猫は、それを一時帰宅するための”身元保証人”だと勘違いしたのです。

そうと知った猫猫は、李白に、後宮から一時帰宅するために、身元保証人となってほしいと頼みます。

一時帰宅できることを喜んでいた猫猫は、周りの侍女から「おめでとう!」と祝福されても、なんの気にもとめていませんでした(笑)

猫猫にとって、かんざしは帰宅するためのラッキーアイテムにすぎなかったようです。

事件を前にすると推理力に長けている猫猫ですが、恋愛のことになると本当に鈍感ですね(笑)

李白も、はじめは驚いていましたが、猫猫から事情を聞き納得すると、一時帰宅を手助けしてくれるのでした。

園遊会で李白からの簪(かんざし)を受け取る猫猫にショックを受ける壬氏

簪(かんざし)を「求愛」の意味で考えていた壬氏は、猫猫が李白とともに後宮を出ると思い落ち込んでしまいます。

義理でかんざしをあげた李白に、自分は負けたと思っていたようです。

また、李白の素性を調べあげ、周りの誰が見てもわかるくらい猫猫が好きなのが伝わってきて玉葉妃にも笑われてしまいます。

普段は冷静な壬氏が、猫猫のことになると途端に嫉妬したり落ち込んだり、素が見えて可愛らしいですよね(笑)

しかも、猫猫から「李白への対価として、一夜の夢を払った」と、信じがたい言葉を聞きショックを受ける壬氏。

花街へ帰る”一夜の夢”という表現は猫猫にとってはある意味間違いではなかったのですが、壬氏は猫猫が李白と一晩をともに過ごした、完全敗北だと思い込んでしまいます。

事情を知っている玉葉妃によってその誤解は解かれたのですが、当の猫猫本人はどうして壬氏が動揺しているのかは全くわからないのでした。

まとめ

今回は、『薬屋のひとりごと』で、

  • かんざしにはどんな意味があるのか?
  • 園遊会で、猫猫にかんざしを渡した男性の真意は?
  • 園遊会でのかんざしを受け取った猫猫の行動の真意は?

について解説しました!

かんざしを渡すことに深い意味があったなんてなんだかロマンチックですよね。

アニメ放送が始まりますます盛り上がりそうな『薬屋のひとりごと』。

壬氏と猫猫の関係はどうなっていくのでしょうか?

今後の恋愛模様にも注目です!